リーダーです。この前久しぶりにスーツを着たら、ガムを入れっぱなしで

クリーニングに出していたので、ポケットの中がベタベタに貼りついていたとです。

リーダーです。リーダーです。リーダーです・・・

3日目も6時起床です。今日は部屋の点検もあるので、念入りに掃除をします。

「来た時よりも美しく」がスカウトのモットーです。

昨晩すでに準備は万端ですので、朝食後はすぐ制服に着替えて講堂でセレモニーです。

セレモニーでは昨日のスタンツの講評、７人のスカウトに善行賞、

各組への賞や、個人賞が皆の前で贈られました。

各組リーダーから、自分の担当組のスカウトに対して一言ずつ挨拶。

自分の組を間違えたり、挨拶を考えてなかったので泣いてごまかすリーダーもいる中、

いろいろな気づきを与えてくれたスカウトへの感謝の言葉を口にするリーダーが目立ちました。

リーダーの言葉、きっとスカウトに刺さったと思います。
 
 
3日間お世話になった青少年交流の家ともいよいよお別れです。

リーダーがスカウトたちに声をかけます。

「みんな、ここでの生活満喫した？忘れ物ないようにね。2度とここへは帰れなくなるよ」

「わかってる」

「覚悟の上だね？」

「うん？」

「40秒で支度しな！」（言いたいだけ）

雨が降りしきる中、一行はバスに乗り次の目的地に向かいます。

目指すは最後のミッションが待ち構えるあぶくま洞。

あぶくま洞探検の前に、みんなでそろって昼食を取ります。

このキャンプでは同じ組で何回も一緒に食事を取りましたが、ブレることなく楽しいです。
 
 
 

外の気温17.4度に対して、洞内の気温は13.2度。鍾乳洞は夏は涼しく、冬は暖かいのです。

中に入ると、独特のヒンヤリ感と濡れた岩肌が全方向からスカウト達を包み込みます。

リーダーの頭の中では「インディ・ジョーンズ」のテーマが流れっぱなしです。
  

途中で一般コースと、探検コースに分岐しますが、スカウトが進むのはもちろん探検コース。

「滑りやすい！頭上注意！」「探検コース　小学生以上200円　幼児無料」と書いてありますが、

もし幼児を連れてくる親がいるなら正気の沙汰ではありません。

ましてや200円払って年老いた親を連れていくなら理由は生命保険金しかありません。
 
 
 

さすが探検コース、狭い、水がある、高低差がある、いわゆる悪路なんですが、

スカウト達はものともしません。
 

「手を貸そうか？」とリーダーが聞いても「いらない」との返事。。。ひどゅい。

鍾乳洞だけに余計なおせっかい（石灰）だったかもしれません。

しょうにゅう事なんです。

リーダーもZ世代の１人として、代表して言っちゃうけど、

自然が創りだした広大な景色と、ライトアップにより描き出された美しい陰影に心奪われましたね。
 

鍾乳洞の出口で記念撮影。この頃には雨もあがっていました。皆まだまだ元気な顔です。
  

探検が終わった後も体力の余ったスカウトは近くの展望台のある神社に登ります。

山々に囲まれた霞たなびく景色を見て、今から帰る広大な関東平野に思いを馳せます。
 

帰りのバスでは行きと同じくドラえもんの映画「鉄人兵団」です。

鍾乳洞への移動のバスではみんな寝てしまっていたのに、今は眼がギンギンです。

くそ、起こしやがるぜ、ドラえもん。
 
 
 

バスはお父さんお母さんの待つ、東光台に戻ってきました。

コロナ第7波の中、不安を覚えながらも3日間の共同生活に送り出してくださったご両親、

そして発熱することも、大怪我することもなく無事に帰ってきてくれたスカウト達、本当にありがとう。

集合場所に戻って整列した時、隊長の号令でスカウト全員が回れ右して、

いつも後ろに立っているリーダー達の顔を見ながら、３日間のお礼を言ってくれましたね。

お父さんお母さんの前だから我慢したけど、リーダー目から汗が出るのを堪えるの必死だったよ。

https://www.youtube.com/watch?v=ggImv0I8N0A

リーダーです。僕の車は１日半運転しないと、バッテリーが上がってしまいます。

キャンプ終わって帰ろうとしたら、エンジンが掛からなくて目頭が熱くなったとです。

リーダーです。リーダーです。リーダーです・・・

眠くとも　尿意あっても　ドラえもん

最近、娘に教えてもらったのですが、Familyという単語の語源は

Father And Mother, I Love You.

だそうです。

リーダー達は、デンFather、デンMotherとして、ローバースカウトはBrotherとして

副長達はUncle,Aunt、隊長はBig Daddyでしょうか？

大きな家族のように過ごした、あっという間の3日間でした。